
2022年4月26日、ホテルアセントグループを展開する株式会社アセントは、「ホテルハミルトン札幌」にeスポーツを体験できる「@G(あっとじー)」を4月27日にオープンすることを明らかにしました。
新型コロナウイルス感染症の影響によって生まれた空室を少しでも多くの宿泊客に利用してもらい、社会貢献の一助としたいとしています。
全国で3店舗目となるアセントグループのゲーミングホテル
画像:ゲーミング客室(「@G」公式情報ページ)
「@G」はビジネスホテルにチーム戦などが可能な高スペックパソコンを配置したゲーミングスペースと、個人でも宿泊・休憩が可能な客室が用意されたゲーミングホテルです。
これまでアセント社はゲーミングホテルを3月の静岡県浜松店に、4月に福島県いわき市に2店舗目を開業してきました。
今回札幌にオープンするゲーミングホテルは全国で3店舗目となります。
1階にはゲーミングブースが10席
8階のゲーミング用客室18室
があり、それぞれにゲーミングPCが設置されています。
設置されているゲーミングPCは、CPUにRyzen 7 3700X、 GPUにRTX3070を搭載したGALLERIA XA7R-R37という高性能な構成です。
その他、
・Razer社のマウス、ヘッドセット、キーボード
・Contieaks社のデスク、チェア
が用意されており、初心者でもeスポーツプレイヤー仕様の環境でゲームを楽しむことができます。
新型コロナ禍をきっかけとしたゲーミングホテルの展開
アセント社が運営する地方都市のビジネスホテルは、今まで「eスポーツ」をプレイできる環境は用意されていませんでした。
新型コロナ禍により、かねて同社が指針としてきた
「地元の皆様と協力しながら、ご来店いただいたお客様に地元の魅力を最大限に伝え、様々な体験を提供し、全ての方に豊かな人生を送っていただくための一助となること。」
というビジョンを達成する一つの手段としてeスポーツを選択したとのことです。
その背景には、ゲーミングPCを設置したカフェ・eスポーツ施設が、東京・大阪・名古屋など大都市圏には増えてきているものの、地方都市にはほぼ存在していない状況があります。
さらに、eスポーツプレイヤーが腰を据えてプレイできるゲーミングホテルは大都市圏に一部存在するだけで、地方都市の宿泊業者でそういった環境を提供している事業者も殆どありません。
そこで、長く続くコロナ禍により疲弊する地方都市を支援するという意味で、「宿泊できるeスポーツホテル」として地域の笑顔を取り戻したいという思いから運営を開始したとしています。
今後は自治体の行政団体と協業し、共催を持ちかけるなど折衝しながらeスポーツのイベント開催し、「地方創生の一助としての活動」としたいとのことです。
「@G(ホテルハミルトン札幌)」の詳細
・所在地: 〒060-0061 北海道札幌市中央区南1条西15丁目1-238
・利用お問い合わせ先: 011-632-0080
・ゲーミングスペース利用料: 1時間500円~
・ゲーミング客室利用料金: 3時間2,700円~ (宿泊も可能)
・設置PCスペック: GALLERIA XA7R-R37(CPU:Ryzen 7 3700X、 GPU:RTX3070、メモリ:16GB DDR4、ストレージ:SSD(M.2) 1TB)
・付属品: 【Razer】マウス(Viper)・ヘッドセット(BlackShark V2 X)・キーボード(Razer Cynosa V2 JP)、【Contieaks】 デスク・チェア、人気のFPS・TPSは約20タイトルDL済)
・WEB:「@G」情報ページ
まとめ
最近増えているゲーミング設備が整ったホテルに新しい選択肢が増えました。
アセント社は、同種のサービスを提供する他社のように首都圏、大都市圏ではなく、地方都市にゲーミングホテルを展開するとしているのが特徴となります。
他の地域でも同じレベルの環境が整ったゲーミングホテルが増えれば、初心者でも高度な環境でeスポーツが楽しめるようになりそうです。
今後もアセント社はもちろんさまざまなゲーミングホテルが地方に増えることを期待したいですね。