
最近圧倒的に伸びてきているeスポーツ業界で働きたい!という方も多いと思います。
この記事では、そんなeスポーツにまつわる職種や仕事内容、転職の仕方について解説していきます。
ゲームがシンプルに好きで、趣味を仕事にしたい人に特に見て欲しい記事です。
eスポーツ業界に身を置いておけば、働きながらプロゲーマーを目指す事も可能!
思い立った今こそ何らかのアクションを起こさないと、将来きっと後悔するでしょう。
eスポーツの転職について、下記の目次のような内容を、実際のプロゲーマー監修のもと執筆しました。
ゲームをするだけでお金が稼げる時代の先駆けとして、しっかりチェックしてみて下さい。
目次
SF2やCSGOの国際大会に日本代表として出場した経歴を持つ選手。
その他FPSタイトルの大会でも多数優勝経験あり。
現在はJet eSportsに所属。
実績→http://twpf.jp/sasraikun
Twitter→@sasraikun
SF2やCSGOの国際大会に日本代表として出場した経歴を持つ選手。
その他AVAやBSといったFPSタイトルの大会でも多数優勝経験あり。
現在はJet eSportsに所属。
Twitter→@darkmionfps
eスポーツ業界の市場について
eスポーツ業界はこれから一気に伸びていく業界です。2018年度の市場規模は、2017年比で13倍!
2022年には約100億円まで拡大すると予測されています。
2018 年日本 e スポーツ市場規模は 48.3 億円と推定。
・前年比 13 倍の急成長。2022 年には約 100 億円まで拡大と予測。
・チームや選手、大会などへのスポンサー料が 8 割近くを占める。
・e スポーツファン数は 383 万人。4 年後には 786 万人に。
引用元:GZブレイン"Gzブレイン、日本国内eスポーツ市場動向を発表。"
これから伸びていく業界だからこそ早いうちに参入し、自分の市場価値を高めていくことが大切です。
eスポーツ業界にはどんな仕事がある?
eスポーツ業界にまつわる仕事で真っ先に思いつくのは「プロゲーマー」ではないでしょうか。
しかし、プロゲーマー以外にもeスポーツに関する仕事は沢山あります。
具体的には、
- プロゲーマーが出場する大会の企画・運営
- プロゲーマーが所属するチームの運営
- eスポーツのタイトルゲームを開発
などなど。これら以外にもたくさん存在します。
ゲームの実力はないけどゲーム自体は大好きで、沢山プレイはしている。こんな方は是非一度チェックしてみて下さい。
好きなゲームタイトルに関わりながらお金を稼げるチャンスになるかもしれません。
プロゲーマー
eスポーツの仕事と言えばまずはプロゲーマー!
特定のゲームでの実力が認められて、競技をすることで視聴者を魅了する仕事です。
プロゲーマーはゲーム大会に出て勝つことで、賞金や報酬を得ています。
その他にも、企業の広告塔としてスポンサーについて貰ってお金を得ることもあります。
日本では法律の問題が絡むせいで多額の賞金が懸けられる大会が開催されず、全く稼げない仕事でした。
しかし近年、国内でのeスポーツ流行に伴って景表法に対する消費者庁の理解が変化しました。
おかげで国内でも1億円規模の大会が開催されるようになり、プロゲーマーの可能性はどんどん広がっています。
プロチームコーチ
プロチームコーチは、プロゲーマーをコーチングして指導していく職業です。
ゲームの練習中に第3者としてアドバイスを出すことは勿論、チーム戦略や外部チームの分析などを行います。
その他にも、試合中に選手を鼓舞したり、試合中に指示を選手に出すことも行います。
この職業はプロゲーマーよりも更に深いゲーム戦略・操作面での理解が必要で、ゲームが大好きな人にしか務まらない仕事です。
元プロゲーマーの方がそのままコーチになるといったこともあります。
ストリーマー・配信者
ストリーマー・配信者とは、自身のゲーム実況動画やゲーム配信で広告を配信することで、広告費を得る仕事のことです。
または視聴者がゲーマーを応援するために寄付する「投げ銭」と呼ばれるお金で、収益を得ることもあります。
動画投稿プラットフォームのYoutubeや、ゲーム配信プラットフォームのTwitchが流行する事で一気に需要を伸ばしました。
超有名配信者になると、1か月で数千万というとんでもない金額を稼いでいます。
ゲーム配信や実況でストリーマーになるには、特定の流行しているジャンルのゲームで「強さ」を持っているか「面白さ」を持っている必要があります。
eスポーツマネージャー
eスポーツマネージャーは、プロゲーマーのチームでは絶対に欠かせない役割です。
選手がゲームに集中できるように組織を作ったり、選手のメンタルケア、外部企業との交渉、PR活動、企画などを行います。
その他選手の発掘やスカウト、ファンコミュニティとの交流など主に外部とのやり取りを担当する役割です。
リーダーシップや人心掌握力、マネジメントに関する知識があれば目指せるでしょう。
ビジネスマネージャー検定などの資格があれば、eスポーツマネージャーの立場に立つときに優位になれます。
eスポーツ実況・解説者
eスポーツ実況・解説者は、eスポーツ大会の試合の状況を分かりやすく解説しながら、観客や視聴者を盛り上げる仕事です。
実況する上での話の構成や伝え方が非常に重要な仕事です。
eスポーツの実況なので、ゲームに対する深い知識も求められます。
その他対戦ゲーム中に選手を語るために、事前の取材やリサーチも欠かせない仕事です。
特に資格などは必要ありませんが、「とっさの変化に対応できる臨機応変さ」「ゲームの深い知識」「コミュニケーション能力」などが求められます。
eスポーツイベントスタッフ
eスポーツイベントスタッフは、eスポーツ大会の企画・運営サポートをする仕事です。
イベントスタッフの主な業務内容は、現地視察から宣伝・PR活動、会場の設営、音響証明、進行などなど。
競技的で規模の大きい大会だと、ゲームに精通したスタッフが必要不可欠です。
役職も競技運営ディレクターや審判、舞台監督、などがあります。
大会中の選手入場や試合開始の演出などものすごい演出は舞台監督さんが行っており、この役職はeスポーツ大会の盛り上がりを左右する重要な職業です。
選手同士が戦っている画面を視聴者に見せるモニターの操作なども、ゲームに対して深い知識があるイベントスタッフが行っているんです。
イベント企画や盛り上げが好きな人、eスポーツの大会の演出を自分で作りたい人に向いています。
eスポーツライター
eスポーツライターは、eスポーツに関するメディアや記事で情報を発信することで、eスポーツの普及・認知拡大に貢献する仕事です。
eスポーツやプロゲーマーに関する情報を分かりやすく執筆し、魅力を伝えていく必要があります。
なので情報収集や取材能力、記事執筆のための文章構成力とマーケティング力などが求められます。
eスポーツ施設スタッフ
eスポーツ施設スタッフは、eスポーツカフェやeスポーツの大会が開催できる施設の運営・運用サポートを行う仕事です。
主な業務内容は、施設にいらしたお客さんの案内、施設の維持、PCやデバイスなどの設備の維持などです。
資格もゲームへの深い知識が無くても出来ます。
ゲームの知識があると、多数のゲーマーを触れ合うことが出来る仕事なので、業界での売名や幅を広げることに役立てることが可能です。
eスポーツゲームクリエーター
ゲームクリエーターは、ゲームやアプリの制作・開発に携わるすべての職業を指します。
eスポーツに採用されるような競技性・人気の高いゲームを制作することが仕事です。
その他リリースした後のeスポーツタイトルのキャラの強さの調整・ゲームの運用なども仕事の一部です。
特別な資格は必要ありませんが、フォトショップやイラレの資格と、プログラミングの深い知識が必要になります。
未経験でもeスポーツ業界に転職するには?
未経験でもeスポーツの業界に転職するために大切なことは、「eスポーツタイトルのゲームをやり込みまくること」です。
どの職種を目指す上でも、ゲームへの深い知識が要求されるからです。
またそうすることで、ゲームへの情熱や愛の裏付けにもなります。
プロゲーマーやストリーマーを目指すならeスポーツタイトルゲームの実力も必要ですが、それを発信して広める発信力も必要です。
なれなかったとしても実績があれば、それが転じてマネージャーや実況・解説者になれるチャンスがグッと広がります。
未経験からゲームプランナーを目指す場合、実務経験が無くても「ゲームを作った実績」があれば大きなアピールポイントになります。
とにかくゲームに対する深い知識を身に着けておいて、そこからeスポーツ業界への転職を目指していきましょう。
転職時に業界に強い相談相手を探す方法
冒頭にも書いた通り何はともあれ一歩踏み出してみることがおすすめです。
しかし、何から始めるべきか分からないという方も多いはず。
そういった方は、転職に関して気軽に相談できる相手を見つけていきましょう。
1.相談相手は詳しい人を選ぼう
eスポーツ業界への転職の相談相手は、以下2点を満たす方が好ましいです。
- 転職活動に詳しい
- eスポーツの業界について詳しい
転職の相談ですから、人事を担当されている方や、人材系の会社に所属している人に相談するべきです。
また最近市場が大きくなり始めている業界なので、ゲーム業界に詳しい方でないとアドバイスできません。
特にプロゲーマーに関わる仕事は、元プロゲーマーだった人がやっていたりするので、ゲームの実力者が多いです。
身近にこんな人がいない方も多いと思います。
そういった方向けの無料で使えるサービスを紹介します。
2.転職エージェントというサービスもある
転職エージェントという、無料で使えるサービスがあります。
eスポーツ業界を目指す多くの方が、このサービスを使って転職のプロと相談しています。
人材不足な中でイベントやプロチームがどんどん乱立しており、人材募集の数はこれからもたくさん伸びていきます。
元々ゲーム業界に強い転職エージェントであれば、同様のジャンルであるeスポーツにも強い会社です。
そういった転職の成功率を高められる転職エージェントを選びましょう。
eスポーツ業界の転職におすすめの転職エージェント5選
ここからはeスポーツ業界の転職におすすめなエージェントを5つご紹介します。
沢山の転職エージェントがある中で、ゲーム業界・eスポーツ業界に強いおすすめのものを選びました。
各転職エージェントの強み | |
---|---|
ファミキャリ | ゲーム業界に強く、eスポーツに関連する転職を相談しやすい |
リクルートエージェント | 人材大手リクルートのエージェント。大手に強い |
ワークポート | 転職決定者数が多く、特にモバイルやソーシャルゲームに強い |
doda | ゲーム業界以外にも広い業種に対応している |
レバテックキャリア | ゲーム開発関連に特に強い |
各エージェントに長所や短所があります。
強みも違ってくるので、なるべく複数の転職エージェントに登録を行い、自分に合っているかを見極めましょう。
それぞれの求人を比較して、提案された転職案件の中で最もお気に入りのものを選んでください!
エージェント名 | 画像 | 求人数 | 求人の質 | サポート力 |
---|---|---|---|---|
ファミキャリ | ![]() |
〇 | ◎ | ◎ |
リクルートエージェント | ![]() |
〇 | 〇 | ◎ |
ワークポート | ![]() |
◎ | △ | 〇 |
doda | ![]() |
◎ | 〇 | 〇 |
レバテックキャリア | ![]() |
△ | 〇 | 〇 |
ここからそれぞれのエージェントの強みや向いている人などを解説していきます。
1.ファミキャリ
ファミキャリは、ゲーム業界に特化した転職エージェントです。
ゲーマーなら誰しも聞いたことのあるゲーム会社への転職実績が圧倒的に多いことが特徴です。
ゲーム業界の幅広い職種に応募することが出来ます。
直接的にeスポーツ関連の仕事に転職しなくても、ゲーム業界に飛び込めば、eスポーツの仕事に携わる確率は圧倒的に上がります。
「ゲーム」が肩書に付く仕事を目指している方におすすめです。
求人の満足度は高いのですが、首都圏以外の転職には弱いデメリットがあります。
転職初心者や、未経験から業界を目指している人には特におすすめの転職エージェントです。
2.リクルートエージェント
転職業界の大手マイナビグループが運営している転職エージェントです。
サポートのレベル・求人数・質ともにすべて高く、エージェントも優秀!
リクルート経由でしか応募できない独占求人や大手企業があるので、情報収集のために登録だけする価値のあるエージェントです。
未経験の方でもしっかりとサポートしてくれるので、万人におすすめです。
3.ワークポート
ワークポートは、IT・インターネット業界専門の転職エージェントです。
リクナビNEXT主催の「Good Agent Ranking」にて、「最も多くの求職者を転職成功に導いたエージェント」に選ばれるほどの実力を持っています。
特にソーシャルゲームやモバイルアプリに強く、幅広く職種での求人が揃っています。
近年は荒野行動やシャドバ、伝説対決、PUBGモバイルなど、スマホのeスポーツタイトルもどんどん出てきています。
モバイル関連のeスポーツの職種に就きたい方におすすめです。
登録時に履歴書や職務経歴書も不要なので、簡単にeスポーツ業界を目指せます。
4.doda
doda(デューダ)は、10万以上の転職数を持っている転職エージェントです。
ゲーム業界に強いのは勿論ですが、それ以外の業界の求人に強いことも特徴!
なので「ゲーム業界と他業界・職種を比較して、慎重に決めていたい」という方におすすめです。
各業界に精通したエージェントがいて、色んな仕事に関して詳しく話を聞くことが出来ます。
5.レバテックキャリア
レバテックキャリアは、IT・Web業界に特化した転職エージェントです。
質の良いサービスが魅力的です。
職種検索以外にも、プログラミングやデザインスキル別に求人を探すことも出来ます。
特にゲーム開発関連・エンジニア・デザイナーとしてeスポーツの業界を目指している人におすすめのエージェントです。
コンサルタントの業界知識も豊富なので、技術的な話をしながら仕事を探すことが出来ます。
こちらも登録時に履歴書・職務経歴書不要で行えます!
まとめ
eスポーツの業界はプロゲーマーだけでなく、プロチームの運用に関わる仕事や、大会の運営に関わる仕事、ゲーム自体に関わる仕事など様々あります。
ただどの職種を目指すにも、「ゲームへの深い知識と熱い情熱」は必ず必要です。
知識が無くても転職を目指す事が可能なので、業界に詳しい転職エージェントに相談することが、転職の最も近道です。
どうしてもeスポーツ業界と転職業界に詳しい一般人となると、おそらくプロゲーマーだけでしょう。
転職エージェントを上手に利用して、これから圧倒的に伸びていくeスポーツの業界を目指していきましょう!