「プロゲーマーってどうやってなるの?」
「プロゲーマーって稼げるの?」
ゲームで稼ぎたいと考えてるゲーマーなら特に気になること。
そこでこのページではプロゲーマーについて、
- プロゲーマーの仕組み
- プロゲーマーのなり方
- プロゲーマーの収入
などについえ、プロゲーマー監修の元、紹介します。
SF2やCSGOの国際大会に日本代表として出場した経歴を持つ選手。
その他FPSタイトルの大会でも多数優勝経験あり。
現在はJet eSportsに所属。
実績→http://twpf.jp/sasraikun
Twitter→@sasraikun
目次
プロゲーマーとは
プロゲーマーとは、スポンサー企業に支援してもらいながらゲームの大会に出場して賞金を得る職業のことです。
考え方としてはプロスポーツ選手などと同じようなものです。
個人またはチームにスポンサーが付き、デバイスや遠征費ようなどを援助してもらいます。
スポンサーに援助してもらいながら、公式大会などで優勝し賞金を獲得していきます。
スポンサーをつけずに地道に大会で賞金を獲得していく人もいますが、今はスポンサー付きのチームや管理事務所に所属している人が多いです。
プロゲーマーになるには
プロゲーマーになるには、以下のようなステップを踏んでいくことが必要です。
- eスポーツのタイトルで「強いプレイヤー」か「人気者」になる
- スポンサーになるeスポーツチームや企業の目に止まる
- スポンサーが付けばプロゲーマーデビュー!
- +α大会で結果を出すか、情報発信して有名になる
プロゲーマーになるために、特別な資格などは必要ありません。
日本国内のプロは
「勝ちたくて大会で結果を残していたら、プロチームから声がかかってプロになった。」
という人がほとんどです。
それが結果的に上の4ステップを辿っていたということですね。
それぞれ詳しく紹介します。
1.eスポーツのゲームタイトルで「強いプレイヤー」か「人気者」になる
プロゲーマーになるために必要なことは、強いプレイヤーになる事です。
練習試合や大会で見事なプレイや結果を残すと、多数の人からの支持が出始めます。
強さはファンを獲得するのに必要な能力です。強いプレイヤーは最もプロゲーマーに近いでしょう。
また、もう1つプロゲーマーになるために必要なことは、人気者になる事です。
SNSやYoutubeなどで日頃の活動やゲーム知識に関しての発信などを行うと、多くの人から注目されるようになります。
そうすることで、その発信をきっかけにゲームのプレイ人口を増やすことが出来るかもしれません。
プロゲーマーには強さの他にも、ゲームを広める力も必要です。
なので特定のゲームタイトルで強いプレイヤーもしくは人気なプレーヤーを目指しましょう。
2.スポンサーになるeスポーツチームや企業の目に止まる
大会で結果を残す強いプレイヤーや、配信で有名なプレイヤーになると、SNSなどを通して企業やチームの目に止まります。
すると企業やチームから声がかかって、そのままプロになれることもあります。
なので日頃から自分主体で情報やコンテンツの発信を行いましょう。
プロを目指す上で欠かせないことは、日頃からSNSでの発言や行動に注意することです。
プロゲーマーとして声を掛けようとするスポンサー企業は、あなたの過去の実績や行いを徹底的に調べます。
- 過去にどういったゲームをしたか
- どのような戦績残したかか
- チート使用歴はあるのか
- SNSでの過去の発言
これらを全て調べた上で、チーム(スポンサード)に迎え入れるかを判断します。
プロになりたいと思っている方は、ゲームをする時やSNSでの発言には注意しましょう。
3.スポンサーが付けばプロゲーマーデビュー!
大会での活躍や発信力が認められてスポンサーが付けば、プロゲーマーとしてデビュー出来ます。
代表的なプロゲーミングチームには、有名企業がスポンサーにつくこともあります。
一見ゴールに見えますが、ここからプロとしての仕事が始まります。
大会で結果を残し続けない限り、スポンサーから契約は切られて、収入減が無くなってしまいます。
戦いに勝つ’’力’’を、普段の練習で磨き上げる必要があります。
4.大会で結果を出すか、情報発信して有名になる
ただプロゲーマーになっても、結果を出せたり、有名になれたりするとは限りません。
普段からゲームの練習にしっかり励み、大会でプロとして結果を残すことで、有名になっていきます。
現在ではYoutubeなどのSNSで動画などを投稿する事によって、有名になれたりもします。
何はともあれ、普段からしっかりゲームの練習をすることが重要です。
プロゲーマーの収入や生活などの実態について
プロゲーマーについて知らない人が気になる、プロゲーマーの収入や生活面について解説していきます。
日本国内のプロゲーマーとして生活している人間は、少ないのが現状です。
もっと詳しく収入や生活などについて見ていきましょう。
プロゲーマーの収入元は?
プロゲーマーの主な収入元は、
- スポンサー企業からの広告費
- 運営チームからの活動報酬費
- 大会の賞金報酬等
の3つです。
大会の成績によって収入が増減するので、基本的に安定はしません。
また個人によって収入の差が激しく、お小遣い程度の人もいれば、一般的なサラリーマンの月収の額の人もいます。
世界大会に優勝するレベルの人だと、年収が億を超えているプロゲーマーいます。
自分の’’努力’’次第で稼げるのが、プロゲーマーの世界です。
日本のプロゲーマーの平均収入について
日本のプロゲーマーの平均収入は、およそ180万~670万円と言われています。
(ソース:esportsearnings"Top 100 Highest Overall Earnings")
ゲームタイトルや大会によって獲得賞金が大きく変わるので、収入の変動が激しくなっています。
ここから分かるように、プロゲーマーの平均月収は15~55万円ということです。
正直プロゲーマー1本で食っていく、ということは簡単なことではありません。
プロゲーマーの生活
プロゲーマーの生活は、1日のほとんどをゲームの練習に費やします。
ただ何も考えずプレイするのではなく、自分のプレイの課題点や問題点を考えながら、より強くなれるように練習していきます。
専業でプロゲーマーをやっている人の場合、1日に10時間もゲームをすることもあります。
所属しているチームにもよりますが、チームが所有しているゲーミングハウスがあれば、チームメンバー全員1つ屋根の下で生活しながら、ゲームに取り組んでいきます。
そうでないチームは、時間を決めてオンライン上で集まって通話を繋いで、ゲームの練習に臨みます。
あとはゲーム以外に取り組む広報活動などがある場合は、そちらに時間を割きます。
プロゲーマーの仕事内容
プロゲーマーは一日中ゲームをしているという風に思われがちですが、意外とそうでもありません。
仕事内容としては、ゲームは勿論のこと、
- スポンサーとの打合せ
- プロゲーマーとしてのメディア出演や取材
などがあり、外出する機会も多いです。
ゲームの練習は夕方~夜が本番です。
イベント出演等がない場合は、昼から海外のチームと練習したりもします。
時間帯は時差の問題もありますが、一番の理由としてはアジア圏のプロゲーマーの大半は日本の社会人と同じで、朝から夕方過ぎまでゲームをして、夜はフリーだからです。
プロゲーマーの仕事はゲームをプレイするだけでなく、ゲームを広めることも含まれています。
プロゲーマーの平均年齢や現役期間
プレイしているタイトルにもよりますが、平均的には20~25歳がプロゲーマーの年齢です。
プロとして輝ける期間が少ないと言われているのがプロゲーマーの世界です。
引退年齢は25歳を過ぎてから、30歳になるまでと言われています。
理由としてはゲームに使う動体視力の衰えで、プレイヤーとしてのスキルが通用しなくなっていくからです。
ただ、一概に30歳になったら引退というわけでもなく、
- TCGなどの動体視力を使わないタイトルやっていた
- 動体視力以外で優秀なスキルを持っている
といったプレイヤーは、30歳を過ぎても現役でプレイしているプロもいます。
また、他の選手より多くゲームの経験や知識を積んでいる選手は、30歳を過ぎてもチームリーダーとして活躍していたりします。
現役プロを引退したその後は?
プロゲーマーを引退したからといって、eスポーツ業界から離れる訳でもありません。
キャリアを終えた後は、以下のような仕事に就くことが一般的です。
- プロチームのマネージャー
- コーチ
- コメンテーターとして大会の解説
- イベントの演者
- プレイしていたゲームの会社に入社
- プロストリーマー
プロを引退した後でも、充分eスポーツの世界に寄与することが出来ます。
中でも一番多いのが、プレイしていたゲームの会社に入社することです。
ゲームの競技性を誰よりも理解しているので、武器バランスの調整や大会のレギュレーションを決めている方もいます。
他にもプロストリーマー(配信者)としての道に進む選択肢もあります。
元々プロとして活動していた選手は知名度があって視聴者数を伸ばしやすいためです。
プロゲーマーの専門学校もある
プロゲーマーを目指す選択肢の中に、
「eスポーツ・プロゲーマーの専門学校に通う」
というのもあります。
専門学校では本物のプロゲーマーの方から、戦術や技術、メンタル面などについて詳しく学ぶことが出来ます。
周りはみんなゲーム好きばかりなので、環境としては非常に良いです。
またeスポーツ関連の企業さんに知り合いが出来ることも利点です。
とはいえプロゲーマーは甘い世界ではありません。
挫折してしまう人もいるでしょう。
そんな方のために、専門学校ではプロゲーマー以外にも
- eスポーツ大会スタッフ
- チームのプロデューサー
- ストリーマー
- 大会解説者
などを目指せる道もあります。
その他2次専攻としてプログラミングやデザインを学ぶことも出来ます。
「プロゲーマー」という応用の効きづらい業界を目指す上で、失敗したときのこともキッチリ考えられているので、選択肢として知っておいて損はありません。
プロゲーマーについてまとめ
プロゲーマーのなり方や収入、生活について解説しました。
ゲームで強いことは大前提で、それ以外でゲームを広める発信力も必要です。
プロゲーマーへの道は、自分自身の努力や工夫次第で叶えるチャンスがあります。
ゲームで強くなったり、発信力を高めるにはデバイス類や配信する際の環境も非常に重要です。
そちらの機材やデバイス選びの記事もあるでの、気になった方はこちらも見てみて下さい。