【2023年】eスポーツの賞金ランキング一覧!世界・国内大会と国内プレイヤーの賞金を網羅

日本でも大流行しているeスポーツ!

法整備も進んで、これからどんどん高額賞金の大会が開催されそうです。

そんな中でどんなゲームタイトルに賞金が出ているのか、どんな日本人が賞金を獲得しているのでしょうか。

世界・日本のeスポーツ大会の賞金と、日本人のプロゲーマーの賞金獲得額をそれぞれランキング形式でご紹介します!

世界のeスポーツ大会賞金ランキング

世界のeスポーツ大会の賞金ランキングの上位5タイトルをまとめました。

世界ではeスポーツは大流行の興行として成り立っており、1回の大会で数億円が動くこともあります。

紹介するデータは、eスポーツのデータサイト『Esports Earnings』を引用しました。

なお、ゲームタイトル横の金額は、そのタイトルで開催された国際大会の賞金を合算したものです。

引用元:ESPORTS EARNINGS"Top Games Awarding Prize Money"

1位:Dota 2 $314,455,846.42(約415億5,300万円)

1位:Dota 2

ユーザー数 1億人(steamspy調べ)
主要大会 The International 2021 Dota2 Championships
ジャンル MOBA
リリース年 2013年
開発元 Valve
対応機種 PC(Windows、Linux)
価格 基本プレイ無料

総合賞金ランキング1位はDota2です。

Dota2は、世界最大のゲームプラットフォームSteamを運営するValve社によるゲームで、MOBAの元祖とも言われています。

MOBAというゲームジャンルは、5対5のチーム戦で敵の本陣を破壊したほうが勝ち、という競技性・戦略性の高いものです。

その大会は世界でも類を見ない賞金規模であることも特徴に上げられます。

例えば、2021年に行われた「The International 2021 Dota2 Championships」では、賞金が$40,018,400.00(約53億円)でした。

The International 2021 Dota2 Championships

巨大な賞金規模の理由は、Dota2の課金システムと賞金を捻出する仕組みにあります。

まず、Dota2の大会の賞金はバトルパスと呼ばれるチケットの売り上げの25%から捻出されています。

つまり、ゲーム内課金が増えていけば賞金額も上がっていくというシステムです。

さらに、このバトルパスは

  • バトルすればするほど得られる報酬が大きくなる
  • チケットの売り上げが伸びるごとに購入者が貰えるゲーム内アイテムも豪華になる

という仕組みになっており、各プレイヤーはこぞってバトルパスを購入するようになっています。

syumakun

しゅまくん
賞金やばすぎ!全世界で流行しているeスポーツはとんでもないんだね…。

bushi

bushi
Dota2は特に、賞金を捻出するシステムが特徴的だな!課金する人が増えれば増えるほど美味しくなるシステムだから、どんどん賞金が大きくなっていくな!

2位:Fortnite $154,851,332.43(約204億6,300万円)

2位:Fortnite

ユーザー数 1億2,500万人(公式発表)
主要大会 Fortnite World Cup
ジャンル TPS/バトルロイヤル
リリース年 2017年
開発元 Epic Games
対応機種 PC/PS4/Xbox one/Nintendo Switch/iOS/Android
価格 基本プレイ無料

フォートナイトは、EpicGames社が提供しているバトルロイヤルゲームです。

PUBGや荒野行動と同様に、1つのマップに100人が同時に落ち立ち、最後の1人もしくは最後の1チームになったら勝利。

フォートナイトの最大の特徴に挙げられるのが「建築」を行えることです。

建物を建てることによって敵より有利な位置を取ったり、突然の攻撃を防いだりすることができ、非常に高い戦略性と操作性・判断力が要求されます。

世界でも大流行しており、賞金規模が億を超える大会がいくつも開催されています。

フォートナイトの世界大会で優勝した16歳の少年が、賞金300万ドル(約3億2,600万円)を手にしたことで話題になりました。

繰り広げられる建築バトルと読み合いは、初心者の人でも手に汗握る臨場感と緊張感があり、観戦だけでも十分楽しむことが出来ます。

syumakun喜び顔

しゅまくん
みんな大好きフォートナイト!これなら僕もプレイしているよ!

bushi

bushi
深いゲーム性に魅力的なスキン、どんどん更新されるコンテンツがあるからこそ、プレイユーザーが多くて賞金も大きくなっていくわけだな!

3位:Counter-Strike: Global Offensive $150,302,254.64(約198億6000万円)

3位:Counter-Strike: Global Offensive

ユーザー数 1億人(steamspy調べ)
主要大会 WESG(World Electronic Sports Games CS:GO)
ジャンル FPS
リリース年 2012年
開発元 Valve
対応機種 PC(Windows,MacOS)/PS3/Xbox360
価格 1,520円

「Counter-Strike: Global Offensive(CS:GO)」は、シリーズ総計2,500万本のセールスを誇る有名FPS「カウンターストライク」シリーズの最新作です。

1つのマップに攻守で分かれて、相手を全滅させるもしくは目標を攻め切る/守り切れば勝ちといういたってシンプルなルールです。

最もシンプルで分かりやすいFPSと言っていい作品ですが、難易度と競技性の高さが随一

その理由はキャラ独自の能力やスキルが無く、単純にプレイヤー同士の撃ち合い技術と戦術で勝敗が決まるからです。

FPSを知らなくても、スーパープレイに魅了されること間違いなし!

なお、2023年3月にアップデートが実施されれることが発表され、同年の夏には「Counter-Strike2」としてリニューアルされることになっています。

4位:League of Legends $100,690,798.39(約133億円)

4位:League of Legends

ユーザー数 1億人(公式発表)
主要大会 World Championship(世界大会)、League of Legends Japan League(日本大会)
ジャンル MOBA
リリース年 2009年
開発元 Riot Games
対応機種 PC(Windows,MacOS)
価格 基本プレイ無料

League of Legends(LoL)は、ライアットゲームズが運営しているMOBAのゲームです。

Dota2同様に戦略性の高いゲームシステムですが、Dota2とLoLではシステムが若干異なっています。

LoLの方が初心者でも楽しみやすく、日本国内でもLoLの方がプレイヤーが多いようです。

世界のプレイヤー人口も非常に多くなっていて、その分大会が開催されたときの賞金も大きくなります。

賞金が645万ドル(約6億9,500万円)にもなった「League of Legends 2018 World Championship」では、プロチーム「DetonationN FocusMe」が日本代表として出場!

日本限定のLJLというプロリーグや、学生向けの「League U」などもあり、日本からでも十分に参入するチャンスがあるゲームタイトルです。

syumakun

しゅまくん
LoLって難しいゲームって気がするんだけどどうなの?

bushi

bushi
覚えるべき立ち回りが多い上にキャラ数も多い、対面の有利不利なんかもあって、とにかく覚えることが多いゲームだな…。その代わり戦略の幅がめちゃくちゃ広いから、完全に実力で差が付くゲームを探している人にはおすすめだ!

5位:Arena of Valor $70,371,367.25(約93億円)

5位:Arena of Valor

ユーザー数 世界2億人(公式発表)
主要大会 Honor of Kings World Champion Cup
ジャンル MOBA
リリース年 2015年
開発元 TiMi Studios
対応機種 Android、iOS、Nintendo Switch
価格 24

「Arena of Valor」は「CoD モバイル」も手掛けている「TiMi Studios」が開発し、テンセントゲームズが配信しているMOBAです。

日本では当初「伝説対決-Arena of Valor-」として配信されていましたが、2021年に「アリーナ・オブ・ヴァラー」へとリニューアルされました。

「Arena of Valor」はモバイル向けの3D MOBAです。

平均で12~18分程度の対戦試合で、プレイヤーはマップ上の敵タレットを破壊し、敵のコアを破壊することで勝利となります。

ゲームモードは3種類あり、中でも最も人気が高いのがグランドバトル(ランク試合)の5v5です。

近年、eスポーツとしても活発になってきており、2021年に開催された「Honor of Kings World Champion Cup 2021」では、$7,728,000.00(約9億円)もの賞金が出ています。

syumakun

しゅまくん
賞金ランキングPUBGやスタークラフトを抜いちゃたんだね!それだけ今伸びてきてるゲームってことかな?

bushi

bushi
キャラのビジュアルも良いからね。スマホでも手軽にできるし、未プレイの人は試しにやっているのもありだね!

日本国内のeスポーツ大会賞金ランキング

次にご紹介するのは、日本国内で開催されたeスポーツ大会の賞金ランキングです。

ここ最近法改正されたとはいえ、高額賞金の大会は中々開催されづらい現状があります。

そんな中でも、1,000万円を超える大会が開催されるようになりました!

ランキングは、ネットで公開されている情報に基づいて作成しています。

1位:PUBG MOBILE JAPAN LEAGUE SEASON 2(総額3億円)

PUBG MOBILE JAPAN LEAGUE SEASON 2

2022年に開催された「PUBG MOBILE JAPAN LEAGUE(PMJL) SEASON 2」では賞金総額が3億円となっています。

PUBG MOBILEはPCなどで人気のオンラインバトルロワイヤルTPS「PUBG」のモバイル(スマホ)ゲームです。

現地で武器を調達し、一人もしくはチームで最後の一人になるまで戦うTPSゲームです。

PC版が高い人気を集めていたこともあり、スマホ版でも高い人気を集めています。

2023年に開催される「PMJL SEASON3」では、シーズン賞金総額が1億円と発表され再び盛り上がりが予想されています。

syumakun驚き顔

しゅまくん
3億円?!夢しかない!半端ない!

bushi

bushi
長期間かけての試合形式だけど、勝てばかなりでかい成果だよね。期待の大会だよ。

2位:Shadowverse World Grand Prix 2021(総額2億8,000万円)

2位:Shadowverse World Grand Prix 2021

シャドウバースはサイゲームスが提供する人気のカードゲームです。

かわいらしいカードデザインと戦略的なゲーム設計が魅力で、大会ではプレイヤーもギャラリーも一緒に盛り上がることができます。

2021年に開催された「Shadowverse World Grand Prix 2021」では過去最高の賞金総額2億8000万円をかけて熾烈なバトルが繰り広げられました。

日本人プレイヤーのkakip選手が優勝しており、その際に優勝賞金1億5,000万円を手にしたことでも話題になりました。

3位:MONSTER STRIKE GRANDPRIX 2019 Asia Championship(総額1億円)

MONSTER STRIKE GRANDPRIX 2019 Asia Championship

国内のeスポーツ賞金ランキング3位の大会は、モンストのGrand Prix 2019です。

7月13日から14日に幕張メッセで開催された「Grand Prix 2019」は、モンストグランプリ史上最高額となる賞金総額1億円

試合は4人1チーム制で行われ、タイムアタックRoundとバトルRoundの2つで勝敗を競うルールで行われました。

大会はどんどんススムンガチームが優勝し、優勝賞金の4,000万円とTOYOTA車、スマートフォンなどをゲット!

普段のモンストとは違いゲーム自体に競技性が生まれていて、大いに盛り上がりました。

syumakun驚き顔

しゅまくん
1.5億円?!これもやばすぎる!

bushi

bushi
シャドバもメンコバースと言われることもよくあるけど、めちゃくちゃ面白いカードゲームだもんな。大流行するゲームには、それだけ夢がある!

4位:2021 荒野CHAMPIONSHIP – 夢への道 (総額1億円)

4位:2021 荒野CHAMPIONSHIP – 夢への道

日本のeスポーツ大会賞金ランキング第4位は、2021年に開催された荒野行動の大会「2021 荒野CHAMPIONSHIP – 夢への道」。

荒野行動は、1つのマップに同時に100人が降り立ち、最終的に生き残った1人もしくは1チームが勝利する、TPS/バトロワに含まれるゲームです。

ゲーム内イベントを通じて賞金額を増やす仕組みを採用し、2019年の第1回大会と比べると4倍となる賞金総額1億円となりました。

また、この年から優秀な成績を収めたチームに「荒野プロライセンス」を与えられるようになっています。

賞金だけでなくプロeスポーツ選手としての道も開ける、国内eスポーツの中でも夢の多い大会の一つです。

syumakun楽しい顔

しゅまくん
バトロワゲーはやっぱり大人気なんだね!スマホでプレイできる荒野行動でこんなに賞金が出ているなんて…。

bushi

bushi
実力がもちろん必要だけど、安全地帯や開幕に拾う武器によってジャイアントキリングが起こり得るから、見てる側もプレイしてる側もハラハラして楽しいよな!

5位:BEMANI PRO LEAGUE(総額2,000万円)

5位:BEMANI PRO LEAGUE

2019年に発足が発表された「BEMANI PRO LEAGUE(ビーマニ・プロリーグ)」。

日本初となる音ゲーの本格的なeスポーツ大会で、賞金総額は2,000万円です。

ドラフト会議を経て選手たちはチームに所属し、優勝を目指して競い合うことになります。

2020年からスタート予定だった第1回大会は新型コロナの影響で2021年へと大きくずれ込んでしまいましたが、開幕後は大きな盛り上がりを見せました。

2023年3月に行われたSeason2ファイナルは、有観客とオンライン生配信の両方で開催され、多くのファンが見守る中「TAITO STATION Tradz(タイトーステーション トラッズ)」が優勝を飾りました。

日本人eスポーツプロプレイヤーの獲得賞金ランキング

ここからは、日本人eスポーツプレイヤーの大会獲得賞金の合計の上位5名を順番に紹介していきます。

なお、ランキングはeスポーツデータサイト『Esports Earnings』に掲載されているデータを基に作成しています。

データ引用元:ESPORTS EARNINGS"Top 100 Highest Earnings for Japan"

1位:kakip選手 $1,228,551.54

1位:kakip選手

画像:シャドウバース公式サイト

日本のeスポーツ獲得賞金ランキング1位は、シャドウバースで活躍しているkakip選手です。

2021年に開催された「Shadowverse World Grand Prix 2021」に見事優勝を収め、シャドバ史上最高額となる賞金1億5000万円を手にしています

同年には「rage shadowverse 2021 winter」でも優勝を飾っており、シャドバプレイヤーの中で大きくその名を広めることとなりました。

現在はG×Gに所属し、プロゲーマーとして活動しています。

2位:ふぇぐ選手 $1,003,000.00

2位:ふぇぐ選手

画像引用:Twitter(@feeeeeeeeeg)

日本のeスポーツ獲得賞金ランキング2位は、現在よしもとゲーミングに所属しているふぇぐ選手です。

1位のkakip選手と同じくシャドウバースの大会に優勝し、見事高額賞金を手にしました。

年齢は非公開ですが、優勝当時は大学生の年齢ぐらいだったとされており、この年齢で1億円を手に出来るのは、夢がありますね。

この他にも2017年のシャドバの大会にも出場しており、2つの大会でこれだけの金額を手にしています。

なお、kakip選手が優勝するまでは、ふぇぐ選手がランキング1位でした。

3位:ときど選手 $545,626.91

3位:ときど選手

画像引用:SFL2022選手紹介ページ

第3位は東大卒プロゲーマーとして有名なときど選手!

現在主にプレイしているゲームはストリートファイターⅤです。その他King of Fightersや鉄拳6、ブレイブルーなど2D3D問わない格闘ゲームをプレイするプレイヤーです。

21歳のころからeスポーツで賞金を稼ぎはじめ、37歳の現在も第一線で活躍しています。

国際大会にも多くの招待を受けており、世界的にも知名度の高い選手の一人です。

4位:ねぎま選手 $409,517.18

4位:ねぎま選手

画像引用:RAGE Shadowverse 2020 Spring

賞金ランキング第4位はねぎま選手!

過去にはシャドバ初のバーチャル空間で行われた「RAGE Shadowverse 2020 Spring GRAND FINALS powered by SHARP」で優勝経験もある有力選手です。

ランクインの決め手となったのは、1位のkakip選手と同じ「Shadowverse World Grand Prix 2021」!

準優勝を飾ったこの大会で賞金5000万円を獲得しています。

「Shadowverse World Grand Prix 2021」は過去最高の賞金額だっただけに、優勝者と準優勝者二人が国内ランキングにランクインする結果となりました!

5位:glory選手 $402,596.00

5位:glory選手

画像引用:Twitter

第5位は、glory選手!

glory選手は、デジタルカードゲーム(DCG)である、「Hearthstone」のプロゲーマーです。

「HearthStone」は、日本では知名度が高いわけではないものの世界的に大人気のDCGで、glory選手は、ハースストーン世界選手権2020にて見事チャンピオンに輝いています。

ハースストーンの大会に日本人選手が出場したのは、5年ぶりということもあり、チャンピオンに輝いた際は界隈を賑やかせました。

国内での「Hearthstone」の人気につながる可能性もあり、これからの活躍から目が離せません。

まとめ

世界のeスポーツ大会は、数億円規模が動く夢のある大会です。

世界のeスポーツ大会と、日本のeスポーツ大会には大きな賞金規模の差があります。

例えば、日本の賞金ランキング1位のkakip選手でさえ、世界賞金ランキングでは103位となっており、どれほどの差があるのかわかるのではないでしょうか。

この点には景品表示法など法律の問題が強く関係しており、過去にはeスポーツの優勝賞金が受け取れなかった、という事件も起こりました。

最近の大会では賞金ではなくeスポーツプレイヤーとしての報酬(労働の対価)とすることで賞金を高くすることもありますが、やはり限界があるようです。

大会賞金に関連する法律の整備を急がない限り、なかなか日本ではeスポーツは流行していかないと思います。

また、世界で賞金規模の大きいゲームタイトルはMOBAなのですが、日本ではあまり流行していません。

MOBAがもっと大流行すればいいな、と個人的には思っています。

syumakun

しゅまくん
こういうeスポーツ大会に出るにはどうすればいいの?

bushi

bushi
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