ShadowPlayの使い方について┃負荷5%のキャプチャーソフトを徹底解説

NVIDIAグラフィックボードを使用している方は「Shadow Play」を使えば、低負荷かつ高画質でゲームを録画出来ます!

この記事では、ShadowPlayの使い方や機能の詳細、設定方法を解説します。

驚くほどの低負荷録画と便利な遡り録画機能のおかげで、決定的なシーンを確実に動画として残しておくことが出来ます。

    録画中にPCにかける負荷はわずか5%ほど!ゲーマー必須のキャプチャーアプリといっても過言ではありません。

    録画機能はショートカットキーで手軽に使えるので、ゲームの負担になることはありません。

    • ゲーム実況動画を撮りたいけど、有料のソフトは使いたくない方
    • ゲーム中のふとした良いシーンを録画しておきたい方

    こんな悩みを持つ方々必見です。


    目次


    この記事を監修したプロゲーマー

    DarkMionツイッターアイコン

    DarkMioN
    DarkMioN(福田 直孝さん)
    SF2やCSGOの国際大会に日本代表として出場した経歴を持つ選手。
    その他AVAやBSといったFPSタイトルの大会でも多数優勝経験あり。
    現在はJet eSportsに所属。
    Twitter→@darkmionfps

    ShadowPlayが出来るグラボについて

    Shadow PlayはNVIDIAの特定のグラボでしか使用できません。

    対応しているグラボはGeForce GTX600番台以降(2012年モデル以降)です。

    ShadowPlayが使用できるグラボ
    GeForce GTX1080 1070 1060 1050 1050TI TITAN X 900 700 600 900M 800M 700M SELECT 600M SERIES

    自分のグラボが対応しているかどうかは、以下の方法で調べてみて下さい。

    1. 「スタートメニュー」を右クリック→「タスクマネージャー」
      タスクマネージャーの場所
    2. 「パフォーマンス」→「GPU」で確認
      gpu確認場所

    ShadowPlayに対応していないデスクトップの場合は、他の方法で録画するようにしましょう。

    OBSStudioなどのキャプチャーソフトを使った方法がおすすめです。

    GeForce Experienceをインストール

    geforceダウンロードページ

    ShadowPlayを使うためにはGeForce Experience」のインストールが必要です。

    NVIDIAの公式サイトにアクセスし「今すぐダウンロード」をクリックしてください。

    ダウンロードしたファイルを実行するとインストールが開始されます。

    GeForce Experienceを起動すると、ログインを求められます。

    ログインをしないとShadowPlayが使用できないので、アカウントを作成しましょう。

    Shadow Playの使い方について

    超低負荷録画機能のShadow Playを用いた、ゲーム録画のやり方について解説します。

    実はShadow Playには、任意のタイミングから20分遡って録画する機能もあるので、そちらも参考にしてみて下さい。

    Shadow Playを有効化

    まずはGeForce Experienceを起動し、右上の歯車から設定画面を開きます。

    geforce_experienceの歯車

    設定画面の「全般」から「ゲーム内のオーバーレイ」を有効化にすれば、Shadow Playの使用準備が完了します。

    geforceのオーバーレイ有効化

    オーバーレイを有効に出来れば、後はいつでも録画を開始することが出来ます!

    Alt+F9で録画開始

    早速録画してみましょう。

    ゲームを起動し、その後にAlt+F9 キーを押すと、右下に緑色のアイコンが表示されます。

    これが表示されている時は、録画がされている証拠!

    geforceで録画している時

    キー操作よりも先に必ずゲームを起動しておきましょう。

    もう一度Alt+F9を押すと録画が終了され、右下のアイコン(ステータスインジケーター)が待機状態に戻ります。

    geforceで録画していない時

    Alt+Zで操作画面表示

    ShadowPlayをゲーム中に起動すると、オーバーレイというデスクトップ画面に重なった状態で操作画面が表示されます。

    Alt+Zキーを押すと、設定画面がオーバレイで表示されます。

    geforceの設定

    何らかの設定やスクリーンショット、インスタントリプレイ(遡り録画)をしたい時は、Alt+Zキーを押すようにしてください。

    またオーバーレイを閉じたい時も、Alt+Zキーを押してください。

    動画の保存先について

    動画を撮影した後に、気になるのが保存先ですよね。

    保存先を調べるときはAlt+Zキーで設定画面を開き、右下歯車マークをクリックしてください。

    geforceの設定

    ここから録画を選択すると、一時ファイルや保存先を指定できます。

    また、録画ファイルは主にゲームごとにフォルダ分けされます。

    geforceの保存先

    例外としてデスクトップキャプチャーで撮影した映像は、ゲームごとではなくDesktopというフォルダに保存されます。

    確認方法として、「Alt+Z」→右上の「ギャラリー」を選択すると一覧が表示されます。

    geforceのゲーム一覧

    保存先のフォルダはこのようになります。

    geforceの保存先フォルダ

    一時ファイルの表示されている保存先を確認して、撮影されている動画の編集などを行ってください。

    キャプチャー機能の変え方について

    PC全体を映したい場合や、ウィンドウモードでプレイしているゲームを映したいと言う場合は、以下の設定を使い分けましょう!

    デスクトップキャプチャー

    PCゲーム以外の画面も映したい場合は、デスクトップキャプチャーを使用しましょう。

    これはPC画面全体を映すことが出来るキャプチャー方法です。

    しかし、キャプチャー範囲を選択することは出来ないので注意してください。

    デスクトップキャプチャーを有効にするには、

    1. Alt+Zキー→右側の歯車マークから「プライバシー管理」
    2. デスクトップキャプチャをONにすれば有効化出来ます。

    デスクトップキャプチャーの有効化

    録画なら編集でどうにかなりますが、ライブ配信でデスクトップキャプチャーを使用するときは注意してください。

    画面全体が配信画面に映り込んでしまう危険があるからです。

    ウィンドウキャプチャー

    PCゲームがウィンドウモードの場合は、ウィンドウキャプチャー機能を使って録画しましょう。

    ウィンドウキャプチャーを使うには、上記で説明したデスクトップキャプチャをOFFにしてください。

    1. Alt+Zキー→右側の歯車マークから「プライバシー管理」
    2. デスクトップキャプチャをOFFにする

    OFFにするだけでウィンドウキャプチャーが使えるようになります。

    自動保存について

    インスタントリプレイという機能を使えば、任意のタイミングから最大20分遡ってプレイを録画する事が出来ます。

    初期キー設定であれば、Alt+F10 でインスタントプレイが使用出来ます。

    geforceのインスタントリプレイ

    画質の変更方法

    画質は、プリセットもしくはカスタマイズで変更が可能です。

    解像度はゲーム内にしておくと自動的にゲーム内で設定されている解像度に適応されます。

    指定したい場合は1080pHDや720pHDなど指定が出来ます。

    geforceのビデオキャプチャー
    ビットレートを上げると高画質になりますが、動画ファイルサイズが大きくなるので注意しましょう。

    フレームレートは基本的に60FPSで、ファイルサイズや負荷が気になれば30FPSに落としましょう。

    なお、録画・インスタントリプレイ両方同じ画質設定でしか使用できません。

    自分の声を入れるには?

    マイクをONにするには、ALT+Zでオーバレイを表示させマイクマークを押しましょう。

    マイクの声を認識すべくする

    設定画面を開き、使用しているデバイスを選択、1つのトラックを作成するを選択しましょう。

    geforceでトラックの作成
    最後に、マイクの録音方法を選択すれば声を入れる準備が出来ます。

    geforceの声の入れ方

    プッシュツートークは特定のボタンを押している時にマイク音量を入れる設定です。

    カット・編集や投稿について

    ALT+Zからギャラリーを選択し、編集したい動画をダブルクリックしてください。

    geforceでcsgoをプレイ

    ここでカットや、テキストの追加、更にYoutubeへアップロードする事が出来ます。

    ただ、とても簡易的な編集のみしか行えません。

    こだわった編集を行う場合は、外部の編集ソフトを使用しましょう。

    ShadowPlayで録画した動画の音ズレの直し方

    ShadowPlayで録画したファイルを編集ソフトで読み込むと、音が映像とズレている、いわゆる音ズレが発生する場合があります。

    原因は動画フレームレートの方式が違っていて起こるもので、ShadowPlayのVFR方式が編集ソフトに対応してない場合に起こるようです。

    対応策は、ShadowPlayで録画したファイルをCFR方式に変換してから編集ソフトに読み込ませれば、音ズレは解消されます。

    avutlの変換方法
    変換方法に関して、ここでは編集ソフトAviutlでの変換方法を紹介します。

    「ファイル」→「環境設定」→「入力プラグインの設定」→「LSMASH Works File Reader」の設定を開いてください。

    geforceのリーダー設定

    VFR->CFR の場所に動画のfpsによって数値を入力します。

    • 30fpsにしたい場合:30000/1000
    • 60fpsにしたい場合:60000/1000

    最後にOKを押し、録画したファイルを読み込ませて音ズレがないか確認しましょう。

    まとめ

    Shadow Playは、無料かつほぼ無負荷で高画質録画が出来る凄い機能です。

    NVIDIAのグラフィックボードで600番台以降の型番を使用している方のみにしか使えないので、まずは積んでいるグラボを確認してみて下さい。

    Alt+Zキーのオーバーレイで、ゲーム中に録画を開始できることが使いやすさの1つです。

    個人的に使いやすいのがインスタントリプレイで、常に録画をしていなくても15秒~20分までなら遡って録画できます。

    せっかく面白いシーン出たのに録画してなかったー!なんて事があっても、インスタントリプレイさえあれば見逃さず録画する事が可能です。

    「インスタントリプレイで録画→ShadowPlayからそのシーンだけカット→直接Youtubeにアップロード」という、超簡略な流れがShadow Play内で完結してしまいます!

    編集ソフトを立ち上げる必要もなく、動画投稿する方はとても便利なので、一度利用してみて下さい。

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