2021年5月29日(土)と30日(日)に開催された、賞金総額1億円の全国大会「2021 荒野CHAMPIONSHIP - 夢への道」王者決定戦が決着し、出場した20チーム計100名の選手の中から日本一の座に着いた本年度王者が決定されました。
「2021 荒野CHAMPIONSHIP」がついに決着
今回行われた「2021 荒野CHAMPIONSHIP - 夢への道」は、NetEase Gamesが開発・運営するバトルロイヤルゲーム「荒野行動」の日本一を決めるeスポーツ大会で、その締めくくりとも言える王者決定戦が、2021年5月29日と30日の2日間に渡って開かれました。
同大会では20チーム計100名の選手たちが出場し、総額1億円の賞金と日本一の座をかけて大激闘を繰り広げています。
3回目となる今年のテーマは“夢”となっており、日本一の栄光を掴むチャンスが与えられるのはもちろんのこと、優秀な成績を収め、かつ専門的に運営されている4チームには“荒野行動プロライセンス”を獲得できる権利が授与されます。
プロライセンスを獲得したチームには、公式から年間最大2500万円の運営資金が用意されることになっており、チームの運営・宣伝費用など定められた条件下で使用することができます。
またゲーム内のカスタムアイテムやプロチーム専属ページの露出など、プロライセンス所持チーム限定の特典も多数用意されており、まさしく"夢"を現実にするにふさわしい大会となっています。
そんな同大会の結果が公開されています。
名門強豪チームが勢ぞろい!生配信では豪華ゲストも
今回の王者決定戦に進出したのは計20チームで、数々の公式大会で優秀な成績を残し続けている名門チームや、昨年の荒野CHAMPでも活躍した強豪チームが名を連ねています。
また大会の様子はYouTube公式チャンネルにて生配信されており、
・MCはタレントの百花繚乱さん
・アシスタントはコスプレイヤーのえなこさん
が担当したほか、実況・解説は
・V3さん
・Bockyさん
が務めるという、荒野行動ではお馴染みのメンバーが出演しています。
それだけでなく今回は、元αD所属メンバー・でぃふぇあさんが各試合の終了後に展開を振り返りながら詳しく解説するほか、現αD所属メンバー・へんしゅう長さんが幕間のコーナーでMCを担当しています。
さらに、各日にはゲスト解説者も登場しており、
・1日目はαD代表・超無課金さんが
・2日目には人気アーティスト・手越祐也さん
が登場しています。
2日目では、手越さんが制作した荒野CHAMPIONSHIPテーマソング「ARE U READY」のライブ演出公開が行われたほか、Bockyさん顔負けのマニアックな解説も披露されています。
大会の結果が公開へ
2日にわたって開催された王者決定戦では、1日に6試合・計12試合が行われ、試合ごとに獲得できる順位ポイントとキルポイントの合計によって最終順位が決定されます。
キルポイントを得るためには戦闘を重ねる必要があり、順位ポイントを得るためにはより長く生き残る必要があり、出場者全員がトッププレイヤーである中、その過酷な条件をクリアしたチームが発表されています。
1日目は絶対王者・Craが圧倒
1試合目では、チーム"αDAves"がその難しすぎる条件をクリアしており、圧巻の16キルを獲得しての1位に輝いています。
そのαDAvesに待ったをかけたのが、数々の公式大会で優勝経験があり、プレイヤーの間で絶対王者と称されるチーム"Cra"で、2試合目を1位で終えると、
・第3試合でも3位
・第4試合で2度目の1位をもぎ取る
といった善戦を重ねており、この時点で総合得点は2位に150ポイント以上の大差をつける独走状態となります。
その後は第5試合で再び1位を取ったαDAvesがCraを猛追しており、初日の6試合が終わった時点でCraが440ポイントを獲得したのに対し、αDAvesが360ポイントと80ポイント差まで詰めます。
さらに安定してポイントを重ね続けた林ゲーミングやチームのば、第3試合で1位になったDG-Coreがそれぞれ325ポイント・320ポイント・315ポイントと僅差で続く展開が繰り広げられており、CraとαDAvesが2度ずつ1位になったことで、ポイントが上位チームに集中し、首位争いに参加できる面々が早くも限られてくるという展開になっています。
2日目でトップ4チームが決定!優勝はDG-Core
2日目の第1試合では、αDAvesが3度目の1位を取るという結果になっています。
これでCraとのポイント差は25となるものの、続く第2試合では試合序盤で脱落してしまったことを機に、αDAvesのポイントは思うように伸びなくなってしまいます。
一方でCraは好調をキープし続けており、2日目は圧倒的なキルポイントによって首位に君臨し続けます。
そのキル数は第3試合終了時点で84となっており、続くαDAvesに23キルもの差を付けています。
そんなCraに反撃ののろしを上げたのはチーム"DG-Core"で、第3試合で1位になると、αDAvesを抜いて総合2位に浮上するという快挙を遂げています。
彼らは第4試合で2位、さらに第5試合では1位と大躍進を見せており、一方でCraは得点が伸びず、ついに初日の第2試合から維持し続けてきた総合1位の座をDG-Coreに明け渡すという展開になっています。
差がたったの15ポイントとなった両チームは第6試合でも激戦を続け、試合中盤ではCraがチーム"AzB ArowZ"と接敵して撃ち合いに。
その中で、満身創痍のCraとAzB ArowZの側面からDG-Coreが強襲するシーンがあり、DG-Coreは両チームを壊滅させて"漁夫の利を得る"形でCraに直接引導を渡します。
その直後にDG-Coreも脱落して得点こそ伸びなかったものの、総合3位のαDAvesも早々に脱落していたため逆転が狙えるチームがいないという展開になっており、最終的には
・DG-Coreが755ポイント
・Craが720ポイント
となり、今大会の優勝にはDG-Coreが輝くという結果になっています。
上位4チームにはプロライセンスの権利が!来年も大会開催予定
本大会の上位4チームである
・DG-Core
・Cra
・αDAves
・Flora
には荒野プロライセンスを獲得できる権利が与えられており、4チームの今後の活動に注目が集まります。
また「荒野CHAMPIONSHIP」は2022年度も実施が予定されており、今回活躍を見せた選手たちが来年どんなプレイを見せてくれるのか、また今回の強豪チームたちに世代交代を告げる新たな実力者が誕生するのか、次回大会の展開に期待が寄せられます。
まとめ
今年5月29日と30日に開催された「2021 荒野CHAMPIONSHIP - 夢への道」王者決定戦の結果が公開されました。
それによると今回優勝に輝いたのは、チーム"DG-Core"です。
この大会はバトルロイヤルゲーム「荒野行動」の日本一を決める大会で、賞金の総額は1億円、トップ4チームにはプロライセンスを獲得する権利が与えられます。
今年も熱いバトルが繰り広げられましたが、次回はどんな展開になるのでしょうか。
来年度の大会にも注目が集まりそうです。