PCとiPhoneを使ってゲーム生配信をするやり方!スマホゲームを高品質に配信しよう!

iPhoneで質の高いゲーム配信をしたい!

そんな時は、PCを使用すれば質が高くて安定した配信を行うことが出来ます。

iPhone単体ではどうしても配信の質が落ちてしまいます。

この記事では、

  • PCとiPhoneを使った配信のやり方
  • 必要な機材やソフトとその相場
  • 実際にキャプチャーボードを使ってする配信のやり方

について紹介します。


目次


PCとiPhoneなら2つの生配信方法がある

PCとiPhoneを使えば、スマホ用ゲームでもクオリティの高い配信を行うことが出来ます。

PCを使った配信方法としては、

  1. キャプチャーボードを使う方法
  2. ミラーリングソフトを使う方法

の2つの方法があります。

1.キャプチャーボードを使う方法

iphoneとキャプチャーボード

キャプチャーボードを使う方法が最も高品質かつ安定した配信ができます。

iPhone→キャプチャーボード→PC

というようにキャプチャーボードを経由して接続することでiPhoneのゲームをPCで配信することができます。

キャプチャーボードの購入など、初期投資がかかりますがその分、質が高い配信を行うことが出来ます。

必要な機材と相場

キャプチャーボードを使う場合に必要な機材と相場は以下の通りです。

キャプチャーボードを使う場合に必要な機材と相場
  • Lightning端子を搭載したiPhone(5~8万円)
  • HDMI端子があるキャプチャーボード(1~2万5,000円)
  • Lightning-Digital AVアダプタ(5,000円前後)
  • HDMIケーブル(1,000円~)
  • モニター(1万~)
  • 配信できるスペックのPC(6~10万円)

2.ミラーリングソフトを使う方法

lonelyscreenでミラーリング

ミラーリングソフトを使う方法は、有線はなく無線でPCと接続して配信を行います。

ミラリングソフトというiPhoneの画面をPCにそのまま映し出すソフトです。

大まかな手順としては、

  • まずiPhoneとPCを同一のWifiに繋ぐ
  • PC上でミラーリングソフトを起動する
  • ミラーリングソフトでPCにスマホの画面を映して、それを配信する

となります。

ミラーリングはWifiを活用するので、Wifiの接続が安定しないと配信も安定しません。

ミラーリングソフトを用意するだけでOKなので、配信時に費用を抑えたい人必見です。

ミラーリングについては↓の記事で詳しく紹介しています。

ミラーリングで配信する場合に必要な機材と相場

ミラーリングソフトを使う場合に必要な機材と相場は以下の通りです。

ミラーリングアプリを使う場合の機材と相場
  • iPhone(5~8万円)
  • 配信できるスペックのPC(6~10万円)
  • 同一のWifiに接続できる環境
  • ミラーリングアプリ(無料)

PCを使ったiPhoneのゲーム配信の詳しいやり方

一番安定性の高い、”キャプチャーボードを利用したやり方”で詳しいPCでのゲーム配信のやり方を紹介します。

1.キャプチャーボードを用意しよう

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キャプチャーボードとは、PS4やSwitch、スマホの画面をPC上に取り込むために必要な周辺機器です。

基本的にHDMI端子を搭載したキャプチャーボードが必要になります。

相場はおよそ1万5,000円~2万円ほどです。

GC550PLUSもしくはGame Capture HD60Sがあれば、配信を安定的に行うことが出来ます。

2.ドライバーおよびキャプチャーソフトのインストール

まずはキャプチャーボードのドライバーをインストールしましょう。

ドライバーはキャプチャーボードによって異なります。

PCと接続した際に動いているかどうかを、「スタートメニュー」を右クリックして、「デバイスマネージャー」から確認してみるといいでしょう。

デバイスマネージャーでキャプチャードライバーを確認

3.iPhoneとキャプチャーボード、PCをそれぞれ繋ぐ

iphoneとキャプチャボードの接続イメージ

PCとキャプチャーボードを繋いで、最初にドライバをインストールしましょう。

その後iPhoneとキャプチャーボードを繋ぐときは、キャプチャーボードのINの部分にHDMIケーブルを差し込んでください。

そのケーブルとLihgtning変換ケーブルをつないだのち、iPhoneと繋ぎましょう。

TVやモニターの画面にiPhoneのプレイ画面を映し出したい場合は、キャプチャーボードのOUTの部分と、モニターをHDMIケーブルで繋げば完了です。

4.iPhoneのゲーム画面をキャプチャーソフト上に取り込む

obsクロップ後の画面

次にiPhoneの画面をキャプチャーソフト上に取り込みましょう。

この時に、キャプチャーボード付属の公式ソフトにキャプチャー機能がある場合は、そのまま使いましょう。

無い場合は、ゲーム画面をOBSやXsplitといった配信ソフト上に取り込む準備が必要です。

5.画面をキャプチャーソフトに取り込む

PC上にiPhoneのゲーム画面を映すことに成功したら、配信ソフトをダウンロード・起動しましょう。

当サイトのおすすめは、無料で使えて多機能な「OBS Studio」をおすすめしています。

キャプチャーソフトの設定を行う

ここまで来たら後は、それぞれの配信サイト側で配信の設定を行うだけです。

具体的にやることは配信サイトによってやり方が異なります。

自分が配信したいサイトを決めて、それぞれで配信の設定を行いましょう。

配信開始

全て設定が終わったら、いよいよ配信開始です!

配信が開始されたかどうかは、自分の配信を見て確認しましょう。

ゲーム配信をするときの注意点

iPhoneのゲーム生配信の準備が完了した後に、注意してほしいポイントがあります。

これを知らないと、もしかしたら自分の実名が配信画面に映ったりゲームプレイに支障が出たりするので気を付けて下さい。

1.iPhoneの画面を見ながら音はPCから聞く

iPhoneとキャプチャーボードを接続すると、PC上から音が聞こえてきます。

なので配信するときは、iPhoneの画面を見ながら、音をPCから聞く形になります。

イヤホンやヘッドホンをPCに接続して配信するようにしましょう。

2.音に遅延が発生する

PCから聞こえてくる音と、iPhoneの画面は必ず音ズレが発生します。

iPhoneの画面をPCに取り込む際に遅延が起こってしまうせいです。

キャプチャーボードの音の遅延を回避するには、パススルー機能を使用しましょう。

3.HDCPをOFFにする

reccentralのhdcp

キャプチャーボードには、HDCPというコピーガードのシステムが存在します。

このHDCPの設定があるキャプチャーボードを使用するときは、OFFにしないとiPhoneの画面は映らないので注意しましょう。

4.iPhoneの通知は必ず切っておく

配信中に友達から連絡がきてその通知が画面上に出てしまい、個人情報が特定されてしまった…。なんてことが起こることもあります。

意図せず個人情報や通知が画面に映り込まないように注意しましょう。

配信する際はアプリごとに通知を切っておくか、着信や通知をOFFにできる「おやすみモード」を使用しましょう。

iPhoneおやすみモードの場所
おやすみモードはiPhoneの設定部分から行おう

iPhoneの画面がPCに映らない場合

iPhoneとキャプチャーボード、PCを接続してもキャプチャーソフト上に映らないことがあります。

幾つか原因があると思いますが、下のような要因を疑ってみると良いでしょう。

  • ドライバーが読み込まれない場合は公式サイトから別途ダウンロードする
  • RECentralを使っている場合は、HDCP検出機能をOFFにする
  • USBの端子が合っているかを確認する(GC550 PLUSを使っている場合はUSB3.0に接続しないと動かない)
  • HDMIケーブルを変える
  • iPhoneを再起動する
  • アダプタの故障やキャプボの初期不良を疑う
  • アマレコTVを使用している場合は、設定画面を開いて「グラフ1(デバイス)」タブの「フォーマット」を別のものにする

まとめ

iPhoneのゲームをPCを使って配信するには、ミラーリングソフトを使う方法と、キャプチャーボードを使う方法があります。

キャプチャーボードを使った配信の方が初期費用は掛かりますが、配信は安定します。

配信するときには機材をそれぞれ正しく繋いで、HDCPというコピーガードに注意しましょう。

また配信中のプライバシー漏洩にも気を付けて下さい。

iPhoneの配信はお金がかかる分他の人がそこまでやっていないので、すぐに人気が出るかも。キャプチャーボードを使った配信に取り組んでみて下さいね。

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