
PS4やSwitch、iPhoneでの配信初心者は、キャプチャーボードでつまづくことが多いと思います。
ゲーム機単体で配信や録画が出来ればいいのですが、その場合質が低くて見づらい動画や配信になってしまいます。
そんな時はPCとキャプチャーボードを使って、視聴者が見やすい動画にすることがおすすめです。
この記事では、そんな高品質な配信・動画にするためのキャプチャーボードの使い方や機器の繋ぎ方、キャプチャーソフトの使い方を徹底解説!
- 動画配信・ゲーム実況初心者の方
- これからPCを使ってハイクオリティな動画を作っていきたい方
こんな方に是非詳しく見て欲しい記事です。
目次
- キャプチャーボードとPCの繋ぎ方について
- キャプチャーソフトをインストールしよう
- キャプチャーボードとPCの接続の仕方
- ゲーム機とキャプチャーソフトを接続しよう
- ゲーム機によってHDCPで映らない場合がある
- ゲーム画面をPCに映す
- 遅延対策について
- まとめ
キャプチャーボードとPCの繋ぎ方について
キャプチャーボードとは、TVゲーム機やスマートフォンの映像・音声をPC上に出すための周辺機器です。
PS4やSwitch、iPhoneなどのゲーム画面をPCに映し出すことで、PC上から録画やライブ配信が出来ます。
キャプチャーボードを使ってゲーム機の画面をPC上に映し出すイメージは、以下の通りです。

ゲーム機をデュアルモニターのPCに接続したときのイメージ

ノートPCにゲーム機を接続したときのイメージ
基本的な接続手順は、
- PCとキャプチャーボードをUSBゲーブルで繋ぐ
- モニターやTVとキャプチャーボードのOUT部分をHDMIケーブルで繋ぐ
- ゲーム機とキャプチャーボードのIN部分をHDMIケーブルで繋ぐ
というやり方!
まずはこの基本的な形を覚えておいてください。
キャプチャーソフトをインストールしよう
キャプチャーボードを動かすには、
- ドライバー
- キャプチャーソフト
という2つのソフトが必要です。
まずはキャプチャーソフトを購入したら、この2つのソフトを導入するようにしましょう!
ドライバー
ドライバーは、キャプチャーボードをPC上で動かすために必要なソフトウェアです。
キャプチャーボードを買ってきたら必ず説明書と一緒に、ドライバーをダウンロードできるリンクが付いてきます。
まずキャプチャーボードを購入したら、ドライバーをインストールしましょう。
キャプチャーボードを販売しているメーカーの公式Webサイトからダウンロード可能です。
キャプチャボードによっては、ドライバーの手動インストールが不要な場合もあります。
キャプチャーソフトについて
キャプチャーボードは、接続しているゲーム機の画面をPC上に映し出すために必要なソフトウェアです。
キャプチャーソフトには2種類のソフトがあります。
- キャプチャーボード付属の純正ソフト
- サードパーティ(純正ではない)ソフト
基本的には付属の純正ソフトを使うことが基本です。
しかし中には、純正キャプチャーソフトが無いキャプチャーボードもあります。
そんな時は、サードパーティ製のキャプチャーソフトを使用しましょう。
サードパーティ製のキャプチャーソフトは、OBS studioやアマレコTV、Xsplitなどです。
これらは配信する際に必要な配信ソフトで、ゲーム画面のキャプチャーを行うことが出来ます。
ソフトに録画と配信機能が付いているものもあるので、下の記事でダウンロードしてみて下さい。
キャプチャーボードとPCの接続の仕方
ここからは、キャプチャーボードとPCの接続方法を説明します。
もしキャプチャーボードが無い場合は、これからのゲーム配信のためにも手に入れることをおすすめします。
当サイトでは、実際のプロゲーマーたちが選ぶおすすめのキャプチャーボードを紹介しています!
自分の環境に合ったものがどれなのか詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
キャプチャーボードには外付け型と内蔵型の2種類があり、それぞれ若干接続の仕方が変わります。
外付け型の場合キャプチャーボードは、PCとUSBで接続しましょう。
内蔵型の場合、PCI Expressスロットにキャプチャーボードを取り付ければ接続完了です。
モニターとの接続について
ノートPCやモニター単体のデスクトップでの場合は、USB接続だけで大丈夫です。
もしデュアルディスプレイやTVに画面を映し出す場合は、モニターのHDMIとキャプチャーボードのOUT部分をHDMIで接続してください。
そうすることで、配信するモニターとは別のモニターにゲーム画面を映し出すことが出来ます。
ゲーム機とキャプチャーソフトを接続しよう
キャプチャーボードとPCを繋ぎ終えたら次は、ゲーム機とキャプチャーボードを繋げましょう。
基本的にはHDMIケーブルを使って接続します。
スマートフォンだけ変換機が必要なので、その解説も紹介します。
PS4やSwitchの接続方法
PS4やSwitchを接続する場合、ゲーム機に付いているHDMI接続端子にそのままケーブルを刺しましょう。
そしてそのHDMIケーブルをキャプチャーボードのINと接続してください。
Switchを接続する場合は、ドックに置いてHDMI接続を行ってください。
その状態でモニターやテレビに映像を映し出してプレイするようにしましょう。
iPhoneとAndroidの接続方法
iPhoneやAndroidの場合はHDMI接続端子が無いので、変換ケーブルを購入しましょう。
変換ケーブルに繋ぐことで、キャプチャーボードをスマホをHDMI接続できるようになります。
iPhoneやAndroidと、キャプチャーボードのIN部分を接続すれば準備完了です。
ゲーム機によってHDCPで映らない場合がある
ゲーム機によっては、ただキャプチャーボードを接続してもPC上に画面が映らない場合があります。
これは、HDCPというコピーガードが存在するからです。
HDCPは、映像や音声を不正コピーから守るための著作権保護技術です。
ゲーム機ごとのHDCPの対応は以下の通りです。
ゲーム機 | HDCPの有無 | 説明 |
---|---|---|
PS4 | あり | PS4の設定画面でOFFに出来る |
Switch | なし | 任天堂のゲームは基本的に配信OK |
iOSデバイス | あり | ただしゲームについては表示・録画可能な場合が多い |
Xbox one | なし |
PS4は本体側の設定変更でHDCPを無効にできます。
やり方は、「設定」→「システム」→「HDCPを有効にする」のチェックを外しましょう。
iOSデバイスの場合は、HDMI出力自体にはHDCPがかかっています。
しかしキャプチャーボード自体がゲーム画面を映したり録画することに対応しているので、心配はいりません。
PS4の場合だけHDCPを設定から外すようにしましょう。
ゲーム画面をPCに映す
接続が完了したら、キャプチャーソフトを用いてPC上にゲーム画面を映しましょう。
純正のキャプチャーソフトの場合
付属の純正キャプチャーソフトを用いるときは、まずソフトを起動します。
キャプチャーボード購入時の取り扱い説明に従って、デバイスを認識させて画面を映しましょう。
上手くいっている場合、接続した時点で画面が映ります。
純正のキャプチャーソフトを使って画面に映らなかった場合は、以下の原因を疑ってみて下さい。
- HDCPが回避できていない
- キャプチャーボードがPCに認識されていない
- HDMIケーブルやUSBケーブルが壊れている
- 接続しているUSBケーブルの規格が違う
サードパーティソフト(OBSやアマレコTV)の場合
サードパーティソフトを使用する場合、設定をする必要があります。
OBSを使用している場合は、以下の設定をしましょう。
- OBSの「∔」から「映像キャプチャーデバイス」を選択する
- 適当な名前を付けてOKをクリック
- 「デバイス」でキャプチャーボードを選択する
- ゲーム画面がOBS上に映る
遅延対策について
ゲーム画面を、キャプチャーボードを使ってキャプチャーソフト上に映すと、映像が少なからず遅延します。
映像と一緒に音もずれてしまうので、eスポーツタイトルをやるには致命的です。
これを回避するために、キャプチャーボードに搭載されているパススルー機能を使いましょう。
パススルーを使うには、モニターを2つ用意してください。
デスクトップPCを使っている方はデュアルモニターもしくはモニターとTVなどにしてください。
ノートPCを使っている方は、PCとモニターもしくはTVなどにしてください。
キャプチャーソフトの画面とは別のモニターにゲーム画面を出力します。
こうすることで、音も映像もズレることなくゲームをプレイすることが出来ます。
まとめ
キャプチャーボードを使ったゲーム機器の録画配信は、一度設定さえできてしまえば簡単です。
- PCとキャプチャーボードをUSBで接続
- ゲーム機とキャプチャーボードのIN部分をHDMIで接続
- 遅延対策で別のモニターとキャプチャーボードのOUT部分をHDMIで接続
- HDCPを回避する
これだけ守れば、あとはキャプチャーボードの説明書に則っていけば、PC上にゲーム画面を映すことが出来ます。
PCを使った配信の方が、スマホやPS4単体の配信よりも遥かにクオリティが高いです。
配信やデバイスにしっかりとこだわって、有名配信者を目指しましょう!