「PCでゲーム配信ってどうやるの?」
「機材やソフト何が必要なの?」
と、わからない事だらけで頭を抱えてるゲーム配信初心者の方必見!
- ゲーム配信に必要な機材やPCのスペック
- PCでのゲーム配信のやり方
について詳しく解説します!
SF2やCSGOの国際大会に日本代表として出場した経歴を持つ選手。
その他AVAやBSといったFPSタイトルの大会でも多数優勝経験あり。
現在はJet eSportsに所属。
Twitter→@darkmionfps
目次
PCでゲーム配信で必要なもの
PCでのゲーム配信では、
- ゲーミングPC
- 配信ソフト(キャプチャーソフト)
- マイク
の3つが必要です。
最低限これらが準備できれば、今すぐにでも配信を始めることが可能です。
1.ゲーミングPC
PCゲームの配信を行う場合、PCでゲームをしながら同時に配信を行えるだけのPCが必要です。
配信はPCにかなりの負荷をかけます。
動作が不安定なまま配信してしまうと映像がカクカクになったり、最悪の場合は配信が停止することもあります。
そうならないようにPCでゲーム配信する場合は、それなりに高スペックなパソコンを用意しましょう。
ちなみに、人気が高いPUBGやフォートナイト、レインボーシックスシージをプレイしながら配信できるPCのスペックは
- CPU: Core i5以上 ベストはCore i7
- メモリ:16GB以上
- GPU:GTX1060 6GB以上
以上が望ましいです。
スペックに関してよく分からない初心者の方に向けて、ゲーム配信が可能なおすすめのPCを↓下の記事でも紹介しています。
▼おすすめのゲーミングPC▼
ノートPCでもゲーム配信は可能?
スペックが足りていればノートPCでも配信可能です。
逆にデスクトップであってもスペックが足りていない場合、配信を行うことは出来ません。
デスクトップPCとノートPCの違いは、拡張性と価格です。
デスクトップPCは電源やCPU、GPUなどの部品を1つの箱に入れているだけなので、非常に拡張性が高いことが特徴です。
それに対し、ノートPCは限られたスペースに複雑に部品が組み込まれているため拡張性が低く、同じスペックでもデスクトップよりも値段が高くなりがちです。
長い目でみると、拡張性も高く、排熱もいいデスクトップPCがおすすめですが、スペックさえ足りていればノートPCでも問題無くゲーム配信を行うことができます。
▼おすすめのゲーミングノートPC▼
2.配信ソフト(キャプチャーソフト)
PCゲームをライブ配信するためには、配信ソフト(キャプチャーソフト)が必要です。
配信ソフトは、ゲームと配信サイトとの仲介してくれるソフトです。
【ゲーム画面】→【配信ソフト】→【配信サイト】
配信ソフトを利用することで自分がプレイしているゲーム画面をYoutubeをなどの配信サイトに配信することができます。
配信ソフトは、無料から有料まで様々な種類があり、ソフトによって出来ることが違います。
「これじゃないとダメ!」
というソフトもないので、自分が使いやすいソフトを利用すると良いでしょう。
▼おすすめの配信ソフト▼
ちなみに、配信ソフトの中で最も有名なのは、OBSです。
OBSは配信に必要なことが行える上に、無料で利用できるので、多くの配信者が活用しています。
▼OBSについての詳細はこちら▼
3.マイク
自分の声も配信で一緒に流したい場合は、別途でマイクが必要です。
ヘッドセットやスタンドタイプのマイクがありますが、どちらでも構いません。
FPSやバトロワゲーのPCゲーマーなら、敵の銃声や足音の方向が分かりやすいゲーミングヘッドセットがおすすめです。
性能がいいヘッドセットなら耳が蒸れず疲れることなく、快適にゲームを続けることが可能です。
▼おすすめのゲーミングヘッドセット▼
あった方が便利な3アイテム
ゲーム配信において必須アイテムではないですが、合わせて用意しておけば、より快適な配信環境が実現するアイテムを3つ紹介します。
無理して最初に用意する必要はないです。
ゲーム配信が慣れてきて、購入するのを検討すると良いでしょう。
1.もう1台のモニター(デュアルモニター化)
モニターを更にもう1つ追加して、モニターを2台にするとゲーム配信がかなり快適になります。
片方の画面で配信用のブラウザとコメント・ボイスチャットソフトを表示、もう片方の画面でゲームをプレイすれば、いちいち画面を切り替えたりする必要もなくなり、効率良くスムーズな配信が楽しめます。
ゲーム配信を行うなら、ノートPCでもデスクトップPCでもデュアルモニターすることをおすすめします。
▼おすすめのゲーミングモニター▼
2.コメント読み上げツール
コメント読み上げツールとは、投稿されたコメントを電子音声で自動的に読み上げるソフトのことです。
コメント読み上げツールがあれば、配信者はいちいちコメント欄を見る必要がなく、ゲーム画面から目を離す必要なくコメントの確認が出来ます。
コメントの見落とし防止にもなり、かなり質の高い配信が可能です。
有名な声優さんやナレーターさんが声を当てている読み上げソフトなど、様々なソフトが存在しています。
その中でも特に人気なのは「棒読みちゃん!」です。
無料で使えるコメント読み上げソフトで、多くの配信者が活用しています。
▼棒読みちゃんの詳細はこちら▼
3.配信用PC
ゲーミングPCとは別に配信用PCを用意するのも、快適なゲーム配信をする方法の一つです。
ゲームプレイとライブ配信を同時に行うのは、PCにかなりの負荷がかかってしまいます。
場合によっては、ゲームや配信画面がカクついたりして、まともにゲーム配信が出来なくなってしまいます。
しかし、ゲームプレイ用と配信用とPCを分け、計2台のPCを使うことで、PCの負荷が分散されるので、よりスムーズで快適なゲーム配信が可能となります。
特に重たいゲームタイトルの配信は2PCでの配信に向いています。
プロゲーマーなど有名配信者も2PCでゲーム配信を行っている人は多いです。
▼おすすめの配信用PC▼
2PCでの配信はキャプチャーボードが必要
配信用PCを導入してPC2台でゲーム配信を行う際は、キャプチャーボードが追加で必要です。
キャプチャーボードは、
[ゲームPC]→[キャプチャーボード]→[配信用PC]
のように、ゲームPCと配信用PCをつなげ、ゲーム用PCで表示されているゲーム画面を配信用PCに映し出すための機器です。
キャプチャーボードが無いと2PCでの配信はできません。
▼おすすめのキャプチャーボード▼
キャプチャーボードの必要性について
キャプチャーボードは、PCゲームを配信する場合は必要ありません。
PCで配信を行う時にキャプチャーボードが必要なタイミングは、前述した2PCでの配信のほか、
- PS4
- Nintendo Switch
- iPhone
などの、PC以外のゲームの配信をPCで行いたい時だけです。
SwitchなどPC以外のゲームを配信する場合
Nintendo SwitchなどPC以外のゲームをPCで配信を行うには、キャプチャーボードが必要です。
PC以外のゲーム機はキャプチャーボードを利用してPCに接続しないと、ゲーム画面をPCに表示させることができません。
なので、SwitchなどのゲームをPCで配信する場合は、必ずキャプチャーボードを準備するようにしましょう。
▼各種ゲーム機での配信法はこちら▼
PCゲームを生配信する方法
配信に必要な機材がそろったら、早速PCゲームの生配信を行っていきましょう。
PCゲームの生配信は大まかに以下の5ステップで行うことができます。
- ゲームと配信ソフトを起動する
- ソースでゲームキャプチャを選択
- 各配信サイトのサービスとサーバーを選択
- ストリームキーを貼り付ける
- 配信開始を押す
今回は配信ソフトにOBSを使って、ゲーム配信のやり方を説明していきます。
基本的な部分はほかの配信ソフトでも変わらないので、応用してみるといいでしょう。
1.ゲームと配信ソフトを起動する
まずは配信したいPCゲームと、配信ソフト(OBS)をそれぞれ起動しましょう。
2.ソースでゲームキャプチャを選択
OBSとゲームを立ち上げたら、OBSの画面の黒いスクリーンで右クリック。
”プレビューを有効化”にチェックが入っているか確認しましょう。
チェックを入れる事で、配信で映される画面をリアルタイムで確認出来るようになります。
そうしたら左下のソースの部分で+マークを押して、ゲームキャプチャを選択しましょう。
フルスクリーンであっても映りますが、ゲームによって映らない場合があるようです。
もし映らない場合は、ソースを変更してウィンドキャプチャでゲーム画面を映してみて下さい。
3.各配信サイトのサービスとサーバーを選択
ゲームが映った事を確認したら、設定画面を開きます。
設定部分から、”配信”を選択します。
配信部分から、配信するサイトのサービスとサーバーを選択しましょう。
サービスに配信したいサイトがなくても配信する事は可能です。(ツイキャスやニコ生など)
その場合サービスをカスタムにし、サーバーにrtmp://から始まるURLをサーバーにコピーしてください。
4.ストリームキーを貼り付ける
配信サイトに表示されているストリームキーをOBSのストリームキーにコピペします。
ストリームキーを正しく貼り付けることで、各配信プラットフォームでの配信が可能になります。
5.配信開始を押す
最後にプレビューを見て問題なく映像が映っていれば、配信開始を押しましょう。
また配信する際は右下のミキサーの部分で、マイクやゲーム音声等の音量のレベル調整が出来ます。
「ゲーム音量が大きすぎて、マイクが聞こえない!」
という風にならないようにうまく調整しましょう。
配信サイトごとの配信方法について
配信ソフトにゲーム画面を映すことが出来るようになったらあとは、各配信サイトの特徴を理解して、設定を行っていきましょう。
下記記事で、自分が配信したいサイトを選んで、詳しい設定方法を学びましょう。
ゲーム配信でPCが重い場合は?カクつく時の対処法
ゲーム配信を行ってPCが重くなる理由は、PCゲームのプレイと配信(エンコード)を同時に行っているからです。
どちらもPCに負荷がかかる行為です。
それを1台のPCで行うとなると、それなりに高いスペックのPCが必要になります。
ゲームプレイだけで動作が重たい場合、配信をしたらさらに重くなるので注意しましょう。
重いゲームの場合は設定で画質を下げよう
配信時にPCの動作を軽くするには、ゲーム内で画質の設定を下げることが基本です。
画質を下げるだけでも、かなりの改善になる場合があります。
その他、PC側で設定をいじって動作を軽くするなら、
- 解像度を落す
- 最大フレームレートを下げる
- メモリ、GPU、CPUのいずれかを買い替える
- 配信用PCを追加購入する
等の選択肢があります。
まとめ
PCで配信を行うには、自身のPCのスペックを確認しましょう。
配信が可能なだけのスペックが無ければ、PCをグレードアップするかゲームの設定を下げることを検討してください。
配信ソフトの設定はどれも変わらないので、一度行ってしまえば簡単に配信することが可能です。
OBSやXsplitなどの配信ソフトに慣れると、自分にしか出来ない見せ方やシーンの変更などが出来るようになれます。
より一層配信を楽しんで、色んな人とゲームをしてみてください。