障がい者就労支援事業所「TeToTe」と「Gameic」が連携協定を締結!

障がい者のための就労支援事業所「TeToTe」を運営する一般社団法人障がい者雇用支援機構てとて(福岡)と一般社団法人全日本青少年eスポーツ協会 / Gameicが、2023年10月2日(月)付けで連携協定を締結したことを発表しています。

障がい者向け就労支援事業所とeスポーツ協会との連携は、今回が国内初の試みということです。

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国内初!障がい者向け就労支援事業所とeスポーツ協会が連携

障がい者のための就労支援事業所「TeToTe」を運営する障がい者雇用支援機構てとてと、eスポーツを通じて国内で新たなエンターテイメントや雇用・機会の創出を目的として活動する全日本青少年eスポーツ協会 / Gameicが今回、連携協定を締結しています。

締結は今月2日付で、障がい者向け就労支援事業所とeスポーツ協会との連携は、今回が国内初の試みだということです。

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両者の思いが重なって実現

今回の協定は、TeToTeとGameicの思いが重なって実現したもので、eスポーツを新たな形で活用して障がいをもつ人たちの1歩を後押しすることを目的としています。

発表によると両者の思いとは、

<TeToTeの思い>

「社会参加の濃度を上げる」

「やりたいことを仕事に」

の2つを基本方針として掲げ、福祉施設利用者がゲームに夢中になり、「好き」を見出している現実に直面し、この「熱量」・「やりたい」という気持ちを就労に繋げていく方法論を開発し、実施していく。

<Gameicの思い>

eスポーツをはじめとしたオンラインの世界と現実をシームレスに繋ぐことにより、より豊かな選択肢のある世界の実現を目指す。

とされています。

それぞれの知見を活かして支援

この協定では、TeToTeとGameicの経験や知見を重ねて共同で様々な研究をし、障がいをもつ人たちの支援に生かすことを目指すとされています。

ここでは、

・重ねる

・研究する

・生かす

の3つが指針として示されており、そのうち「重ねる」では、Gameicのeスポーツに関する経験と知識・国際eスポーツ医学会とともに実施している「eスポーツを科学する」取り組みの知見を、TeToTeの就労支援ノウハウに重ねることとされています。

「研究する」では、eスポーツによる動機付けと能力開発の中身を研究することとされており、日常の訓練の中で、eスポーツとどう向き合って行くことが就労に必要なスキルアップに対して効果的であり、障がい者の経済的自立にも寄与できるのかが研究されていきます。

3つ目の「生かす」では、eスポーツをきっかけにして新しい可能性を導き出し、eスポーツを起点とする雇用や機会の創出を共に紡ぎ出すこととされています。

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連携協定にあたって

今回の連携協定にあたり、障がい者雇用支援機構てとて代表の中村浩之さんは、

前職でプロeスポーツチームのマネージメント、大会運営に携わった経験から、「ゲームが得意」という能力をどのように就労に役立てられるのか、という課題を持ちつつ、プレイヤーのセカンドキャリアについて深く関わって参りました。

現在は、障がい者の就労支援を行う中、「eスポーツ×障がい者」という言葉が一人歩きする状況に、障がい者の就労に向けてどのようにeスポーツ、ゲームがきっかけとなり、必要とされるスキル獲得に繋げることができるのかという事をGameicと共に科学し、方法論に落とし込んでいくことで、人口の減少による日本の働き手の課題にアプローチすると共に、国内におけるeスポーツの発展に寄与したいと考えております。

と述べており、全日本青少年eスポーツ協会 / Gameic代表の前川友吾さんは、

eスポーツ市場は国内743万人、うち80%が30歳未満という若手市場で、皆が熱量を持ち活動しており、Gameicはeスポーツの持つ学び・人格・コミュニティ形成の側面に着目しながら「eスポーツを科学」することを進めております。

その一部では国際eスポーツ医学会や大学との共同研究も展開し、理念である「Link 2 sides」の実現に向けて活動中です。

この度のTeToTe様との連携では、両社が手と手を取り合い、就労支援×eスポーツで新たな価値を創造させていただくことで、通所される皆様やそのご家族のステキな一歩を後押しすることを目指しております。

とコメントしています。

まとめ

障がい者のための就労支援事業所「TeToTe」と日本最大級のeスポーツ協会「Gameic」が今回、連携協定を締結しています。

ここでは、「障がい者×eスポーツ」から就労の本質にせまる研究が進められていくとされており、障がい者向け就労支援事業所とeスポーツ協会との連携は、今回が国内初の試みだということです。

今後発信される情報に注目が集まりそうですね。

ソース:プレスリリース[PR TIMES]

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