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主婦に特化した人材サービス「しゅふJOB」の調査機関・しゅふJOB総研は2020年4月15日(水)、働く主婦層を対象に"子どものネット・ゲーム規制条例"をテーマにしたアンケート調査を実施したことを発表しました。

その結果が今回、公開されています。



香川県の条例施行を機にアンケートを実施

香川県では2020年3月、「ネット・ゲーム依存症対策条例」が成立し、4月から実施されています。

この条例は日本初のゲーム依存症対策に特化した条例で、子どもなどに対してゲームの利用を60分までに制限するなど、ゲームの利用時間を規制するものです。

今なお様々な議論が沸き起こっているこの条例ですが、これを受けて今回調査機関のしゅふJOB総研が、働く主婦たちを対象に「子どものネット・ゲーム規制条例」をテーマにしたアンケート調査を実施し、その結果を公開しています。

それによると主婦たちの間でも、子どものゲーム時間規制に賛否両論があることが分かっています。

条例を知っている・好意的な反応は約半数

「子どものインターネット・ゲーム依存症を防ぐための条例を知っているか?」

との問いには、56.1%の人が"知っている"と回答し、43.9%が"知らない"と答えています。

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しゅふJOB総研調べ

また一連の規制が子どもの将来に与える影響についての質問では、「依存症防げる」59.2%、「ひきこもりや視力低下を防げる」54.2%など好意的な反応が多い一方、「eスポーツなどの趣味を奪う」12.0%、「ITなどへの興味を奪う」10.5%など、否定的な意見も上がっています。

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しゅふJOB総研調べ

条例に賛成は約半数!賛否両論も

「今回の子どものネット・ゲーム規制条例をどう思うか?」との問いの回答は、「賛成」41.4%「反対」17.5%「どちらともいえない」41/1%と、賛成が約半数を占めるという結果になっています。

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しゅふJOB総研調べ

また同じ回答でも年代別で見ると、それぞれ理由が異なっています。

例えば、賛成意見の「依存症を防げる」と回答しているのは30代が55.9%、40代が61.3%、50代が57.9%という結果になっています。

それに対して反対意見の「eスポーツなど趣味を奪う」については、30代が22.5%と最も多く、40代が12.6%、50代が6.6%と、若い世代の親ほどゲームに対しての理解があるという結果になっています。

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しゅふJOB総研調べ

「賛成」と回答している人からは

法律ででも規制してもらわないと、家庭の中だけでは規制できなくなっているくらい、子ども達にとってゲームの存在が大きい(50代)

ゲームがあると現実逃避して引きこもりやすい(40代)

親がきちんとしつけできないのなら、法律で規制するしかない(30代)

などのコメントが寄せられており、「反対」と回答した人からは

時間の使い方を学んだり、自分を律する力をつけるのは自分の意思が大切(50代)

そこまで条例で定める必要があるのかと疑問に思う(30代)

eスポーツも認められる時代にeスポーツやりたい子は60分では練習にならない(40代)

といったコメントが寄せられています。

一方で「どちらともいえない」と回答した人からは

中毒性にならないようにしないといけないが、規制するとその反動がどこかにこないか不安になる(40代)

ゲームの時間は時間を決める事は賛成だが、ゲームによって居場所が出来たり、自分らしくいられる、ストレスを解消できる子もいると思うから(30代)

条例で定めても絵に描いた餅になりそうなので。機器そのものに制限をかければ良いと思う(50代)

というように一概に規制だけをかければいいものではない、といった意見が寄せられています。

中には「大人も1時間なんて普通に携帯でゲームしてるのに子供にだけ1時間とか区切るのもどうなのかなと思う」と、子どもだけに制限をかけるのはどうかと疑問を呈するコメントも上がっています。

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しゅふJOB総研調べ




総括コメント

またこの結果を受けて、しゅふJOB総研所長・川上敬太郎さんからのコメントが公開されています。

香川県で議論が始まってから徐々に注目が集まるようになった、18歳未満の子どものインターネット・ゲーム依存症を防ぐための規制。仕事と家庭の両立を希望する“働く主婦層”に尋ねたところ、およそ1/4が「全く知らない」と回答したものの、「詳しく知っている」「少しは知っている」を合わせた比率は過半数でした。「子どものネット・ゲームを規制する条例をどう思いますか」との質問には41.4%が賛成、反対は17.5%と賛成が反対を大きく上回りました。

賛否について年代別に比較してみたところ、どの年代でも賛成との回答が最も多かったものの、反対については年代が低いほど比率が高く、30代以下と50代以上とでは3倍もの差となりました。「ネット・ゲームを規制することは、子どもの将来にどんな影響を与えると思いますか」との質問に対しては、「インターネットやゲームへの依存症を防ぐことができる」など規制に肯定的な声が上位を占めたものの、年代別の比較においては「eスポーツなど新しい職業や趣味の可能性を奪う」「ITに興味・関心を持つ機会を奪う」という規制に否定的な声は年代が低いほど、大きくなる傾向がみられました。

今の子ども世代(18歳未満)は、生まれながらにしてインターネットが存在していた年代であり、親世代の子ども時代とは認識も環境も異なるはずです。またIT技術者の需要が高まり、eスポーツのような新しい概念が生まれる中で、インターネットやゲームに対する社会の見方も変化しつつあります。インターネット・ゲーム依存症を防ぐための規制条例に対しては賛同の声が大きいものの、規制が機会や可能性を奪うという懸念の声は年代が低いほど強くなっています。かつてテレビが世の中に広まり始めたころには、一億総白痴化という言葉が流行しました。テレビには功罪両面があることを受け入れながら社会が活用してきたように、インターネットやゲームに対する認識も時代と共に進化していくのかもしれません。

引用:プレスリリース

※しゅふJOB総研調べ

調査概要

調査手法:インターネットリサーチ(無記名式)

有効回答者数:664名

調査実施日:2020年3月19日(木)~2020年3月27日(金)まで

調査対象者:『しゅふJOBスタッフィング』および『しゅふJOBパート』登録者

まとめ

香川県でいわゆる「ゲーム規制条例」ができたことを受け、主婦に特化した人材サイト「しゅふJOB」の調査機関が、主婦層を対象にアンケートを実施しました。

その結果は「条例を知っている」「条例に賛成」の割合が半数を占め、大多数が好意的な反応を示していることが分かっています。

一方で若い世代を中心に、「条例には反対」などゲームに理解を示す人も見受けられます。

昨今の社会情勢で学校の休校や外出自粛要請が相次ぐ中、家で過ごす子どもたちの様子が心配な親たちは多数いるでしょう。

しかしアンケート結果にもあったように、eスポーツが大きな注目を集める今の時代、規制で縛るのではなく、ゲームとの上手い付き合い方を学んでいくのも大切なのではないでしょうか?

ソース:プレスリリース[PR TIMES]

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